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平成22年度 緑が丘地区「まちづくり懇談会」報告

まちづくり懇談会で、回答する盛岡市の担当者
まちづくり懇談会で、回答する盛岡市の担当者

  平成22年10月29日(金)緑が丘地区活動センターに於いて、
  平成22年度の第13回目「まちづくり懇談会」が開催されました。

    始めに谷藤市長の「市政運営方針」が話され、
    市提案事項として
    地域協働による まちづくりについて説明が行われました。

    緑が丘地区からの提案事項
  ア 旧競馬場跡地利用計画の推進について
  イ 安全安心なまちづくりについて
  ウ 環境整備について

  出席者は、緑が丘・黒石野地区町内会長他会員、緑が丘地区振興福祉協議会役員
       県議、上田地域活動推進会役員、高小校長、緑小・黒中PTA会長
       市長、副市長、市担当部 部・課長、広聴広報課、町内会連合会他
       緑が丘・黒石野商工業会 会長、副会長、事務局、顧問、相談役



  この報告は、出席者のひとり 緑が丘・黒石野商工業会 副会長の佐藤が
  会場でとったメモを元に、お伝えします。
    (取材するので一般席にと懇願しましたが、動きにくい招待者席に座らされて・・)
    思う様な写真が撮れなかったことをお詫び致します。    (文責 佐藤信幸)

まちづくり懇談会の様子
まちづくり懇談会の様子

【まちづくり懇談会を開催するにあたって】

 当協議会の前身である黒石野平地区福祉協議会は、昭和55年12月に、また黒石野地区振興協議会は56年12月に設立され、8年後の平成元年には現在の名称である緑が丘地区振興福祉協議会と改められた。

 創立当時は12町内会であったが、現在は14町内会によって組織されている。
 草創以来、役員・地域住民一体となり「心のかよう明るい住みよいまち」をモットーに懸命な努力を続けた甲斐あって、次のような特性をもつ地域に発展している。


 (1)美しい自然に恵まれたまち
   緑、岩手山、(丘陵)、北上川、小鳥

 (2)閑静なまち
   6、400世帯、市内有数な住宅街

 (3)歴史をもつまち
   一里塚と奥州街道(盛岡築城より400年)
   南部藩、お狩場、松並木

 (4)整った商店街のあるまち
   アネックスカワトクを中心とする中小商店、
     日常生活にうるおいのあるまち

 (5)知識人の多いまち
   整った教育環境(小学校2、中学校1、高等学校1)
   教育振興に徹したまち



 今後もこれらの特性を生かし、活性化するまちづくりが期待される。一方時代の推移と高齢化による歪みに対応する施策が必要になってくる。

これらを踏まえて、次の三項目について市の対応を伺いました。

(1)旧競馬場跡地利用計画の推進について
(2)安全安心なまちづくりについて
(3)環境整備について

参考資料
『旧盛岡競馬場跡地整備基本設計』  ウエブもりおか 参照

旧盛岡競馬場跡地整備基本設計(平成13年度作成)

1 整備対象区域(17.08ヘクタール=跡地のうち市街化調整区域部分=)

17.08ヘクタール(跡地のうち市街化調整区域部分)

跡地の約6割に当たる部分が高松風致地区*に指定されています。

*…良好な環境を保全するために指定されるもので,都市計画法に定められた法的規制を伴います。

2 整備の基本方針

  • 地域の風致を保全した花と緑のまちづくり
  • 高齢化社会・福祉社会に配慮した"ひと"にやさしいまちづくり
  • 環境に配慮した地球にやさしいまちづくり
  • ふれあい・にぎわいによる交流のまちづくり
  • 住民が安心して暮らせる快適なまちづくり

3 土地利用のゾーン区分

  1. 公園ゾーン(6.09ヘクタール)

    周辺の風致環境の保全と緑の創出及び高松公園の補完と整合を前提とする。

    高松公園からの連続的な空間を確保するため,跡地の南側に配置する。

    風致地区としての自然,地形を壊さない環境に配慮した公園づくりを基本とした積極的な緑の創出を行う。

    <導入を検討する主な施設>

    多目的芝生広場,自然いっぱいの森,桜のプロムナード,駐車場

  2. 保健・福祉ゾーン(1.76ヘクタール)

    保健医療及び福祉サービスの充実を図ることが強く求められることを前提とする。

    利便性,アクセス性の高い,跡地の中央部西側に配置する。

    在宅ケア,デイサービスなどの機能充実を図るとともに,高齢者単独世帯が安心して生活できるケアハウスなどの導入を図る。また,高齢者の介護機能と併せ,障害者のデイサービスや生活支援機能の充実を図る。

    健康増進,健康管理,疾病予防などの地域の保健サービス機能の強化により,高齢者福祉機能と連携したケア拠点の形成を図る。

    <導入を検討する主な施設>

    デイサービスセンター,ケアハウス,地区保健センター,憩いの広場

  3. 環境ゾーン(2.07ヘクタール)

    公園ゾーンと一体化した地域の緑の核としての機能,市民のレクリエーション及び活動の場としての機能を前提とする。

    多くの人々が出会い,憩い,交流する場として,公園ゾーン北側と保健・福祉ゾーン東側にそれぞれ接する形で配置する。

    資源のリサイクルや自然エネルギーの不思議,農を通じた土,生命の不思議など様々な環境学習を通じて環境問題を考える場とする。

    <導入を検討する主な施設>

    ビオトープの広場,市民菜園

  4. ミニバスターミナルゾーン(0.35ヘクタール)

    市内自動車交通の軽減や二酸化炭素対策,地域の公共交通の結節点,バス交通の円滑化に資するターミナル施設,バスの利便性の向上に資するサイクル&バスライド施設として位置づける。

    交通のアクセス性や一般住宅の張り付きなどを考慮し,跡地の西側に配置する。

    路線バスなどの中継点的なバス停として計画する。

    <導入を検討する主な施設>

    バスターミナル(バスベイ型),バスシェルター,駐輪場

  5. 自由広場ゾーン(5.14ヘクタール)

    将来のニーズやまちづくりの課題などに対応した土地利用を検討する地区として位置づける。

    風致地区から外れる跡地の北側に配置する。

  6. 道路(1.67ヘクタール)

    土地利用計画や造成計画と合わせて位置づける。

    跡地西側(盛岡三高側)から入って跡地北側(市道庚申窪山岸線)へ抜けるアクセス道路と跡地の東西を結ぶ連絡道路を整備する。

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