緑が丘児童・老人福祉センター開設30周年に寄せて
「温故知新」

緑が丘児童・老人福祉センター
館長兼所長  増田 文男

 昭和59年4月に盛岡市立児童センター、盛岡市立老人福祉センターが合築館として開設されてから、お陰さまで今年度で30周年を迎えました。この間地区の福祉推進会(緑が丘地区振興福祉協議会)により七代にわたる盛岡市社会福祉事集団の非常勤職員である館長兼所長さん方により、他の非常勤職員と伴に、合築センターの開設趣旨に基づいた運営に努力されてきた足跡が広報「一里塚」等のさまざまな文書から覗えました。
 沿革史によれば、5周年、10周年、20周年の節目に記念行事が行われていたようですが、記念誌類が作成された記録がないことが判明したため、今回の30周年を期して記念誌の作成に取り組むことになりました。センターの運営計画にも運営方針、運営の重点として、
 ○センター開設30周年を大きな節目として、「温故知新」の精神で開設以来携わってき た旧職員たちの各種取り組み等を振り返り、今後の運営に生かす。
 ○センター開設30周年を一つの節目として、開設以来の各種取り組み等の歴史を振り 返り、30周年記念誌として記録化する取り組みを行う。
を掲げ、取り組みを手探り状態で開始いたしました。  幸いにも、老人福祉センター報「一里塚」、児童センター報「みどりのひろば」、地区協広報「あかるい街」等の広報類が1号からしっかり保存されており、開設当時からの行事や役員、取り組み等も知ることができたので、それらを基にまとめて編集することで作成を進めることができました。
  「温故知新」をスローガンに掲げたように、ここ数年の姿と違った20数年前の様子や現在に繋がった初心の取り組みなど30周年記念誌づくりを通じて多くのことを学ぶこともできました。この30周年記念誌作成を通して学んだことを今後のセンター運営に生かしていきたいと考えております。まだまだ不十分な点もあると思いますので、ご批正いただくと共に、今回30年の記録を今後さらに加除修正する形で、しっかりとした記録に繋がってくれることを願うものです。今後もご指導・ご鞭捷の程よろしくお願い申し上げます。
 原稿をお寄せくださった先輩のみなさん、そして刊行に関わる支援を下さった緑が丘地区振興福祉協議会会長千葉健一様はじめ役員の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。