緑が丘地区振興福祉協議会  No.82

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成27年 3月 1日

一年間のご協力に感謝します
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 千葉 健一

 緑が丘地域の皆様、新春、おめでとうございます。当地域は、かつての奥州街道に面し、起伏に富んだ住宅地として発展してきました。この地域に住む方々が時を超えて取り組んでこられたことが、今日の住み良い街づくりに息づいていることを実感しています。
 私は、日頃、賢治の「世界が全体幸福にならなければ個人の幸福はありえない。」という言葉の重みを噛みしめています。パリのテロ事件、イスラム国の邦人誘拐等に見るように世界各地で民族や宗教・政治に係る紛争が絶えず、いつも犠牲になるのは子どもたちや市民です。あらゆる争いから解放されてすべての人々が平和に暮らせるように祈りましょう。
 さて、緑が丘地区協の今年一年を返り見るとき、第一に緑が丘ヒルズ町内会が誕生し地区協に加入いただいたことが挙げられます。新規住民の方々が結集し、町内会を誕生させた努力に敬意と感謝を申し上げます。ヒルズは、若い方々が多く共に力を尽くして地域振興に寄与いただけるものと期待しています。
 第二に、地域町内会や商工業会、地区協が一体となって進める、第二十五回一里塚まつりが盛大に開催されました。奉仕してくださる多くの方々の活動が地区協活動の源泉になっていると思います。
 第三に、今年度も多くの地区協行事が各部や三センター企画のもと、地域の皆様のご協力を得て開催されました。それぞれの行事に参加、奉仕される皆さんから温かい笑顔が生まれ、新たな交流の輪が生まれていきます。
 緑が丘地域は、多くの課題が山積しています。高齢化の進行による住環境整備、空き家の管理や犯罪の防止策、子どもたちの安全対策等待ったなしの対応が求められています。旧競馬場の跡地は、環境ゾーンや公園ゾーンの整備も一段落しました。残るのは、自由ゾーンの整備やバスターミナルの予定地活用の具体化です。残されたこの地が市民の憩いの場となり、地域に貢献できる施設となるように意見反映していきたいと思います。この一年間の皆様のご支援に感謝しながら、今後ともなお一層のご協力をお願い申し上げます。



本年度を振り返って


緑が丘地区振興福祉協議会
事務局長 増 田 文 男

 今年度の大きな出来事は、「緑が丘ヒルズ町内会」が発足し、地区協に仲間入りしたことです。地区協組織は十五町内会・自治会と老人クラブ協議会、民生児童委員会協議会等六団体で構成する組織となりました。
 他には、役員改選期ではありませんでしたが、地区協年度総会において、会長國吉久俊さん(緑四)の後任に副会長の干葉健一さん(高四)、副会長後任に佐々木惇さん(箱清水)、監事伊藤昭和さん(緑一北)・高橋憲四さん (緑が丘)の後任に長田隆男さん (黒石野)、細川明彦さん(宇登坂)が選出されました。また、小野寺いづみさん(緑が丘)が久々に女性町内会長に就任し女性部長としてご活躍です。
 千葉健一会長を中心に、二十五回目を迎えた一里塚まつり、八月下旬と早々に開催されたまちづくり懇談会はじめ各部の事業は、各部長・事務局のところで充分に準備され、それぞれ目的を達成していただきました。無事に一年を終えれますことに感謝を申し上げます。


自分で将来を切り拓く力
黒石野中学校長 佐々木 裕

京都の東寺住職で、東寺高校(現在の洛南高校)を立て直された三浦俊良さんのお話を紹介します。
 『人間はいつも崖っぷちに立っていて、明日はどうなるかわからない、一寸先もわからないところに立っているのが人間です。明日もあさってもあると思わず、目標に向かって命をかけ、そして願いを込めてやり通すことが、ちゃんと生きているということです。
 人間は、損した、得した、儲かった、好きだ、嫌いだという世界を、いっぺん「 」(かっこ)に入れて生まれ変わった身にならないといけない。生きているから迷いもすれば、悟りもするでしょう。あのときこうすればよかったとかいう後悔の念や、あれが欲しいという欲、あの人は好きや嫌い、なまけたい、いやになった、そして誹膀や邪魔といったことは、生きている間は消す事はできません。だから「 」(かっこ)に入れて大願を立てて、私はこの道を行くんだと決めたら進んでいく事が大事です。
 駅の切符売り場で、どこに行くんですかと聞かれて、わたしはどこに行けばいいんでしょうといったら、どこ行きの切符もくれません。わたしは東京にいく、だから東京行きの切符をくださいと言わなくてはなりません。
 生まれてきたときに、お前はどこにでも行けって生まれるのです。おかあさんのおなかから放り出されて自分はあるのです。だから「私たちが生きるとは何だ」と「どのように生きていくのだ」と自分で決めて行くしかないのです。
 あの人が言ったから、そのとおりにしたら、わたしはこうなってしまったとか、自分は一生懸命やってきたけど社会のせいでこうなってしまったとかいいますけれど、自分が決めたのですから、入や社会がどうこうじゃない。 自分でこうなったと自覚することです。そして都合が良い事が好きで、都合が悪い事がきらいということか  「 」(かっこ)に入れて自分の道か進むことだと思います。』 三年生は、まさにいま崖っぷちに立っている状況だと思います。自分で決めた道を前向きに努力しながら進んで行こうという気持ちを持っていれば、困難なこともきっと乗り越えて行くことができると思います。そのような姿で黒石野中学校を卒業してほしいと願っています。

(その他の記事については割愛しました。)
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