緑が丘地区振興福祉協議会  No.86

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成28年 7月 1日

支え合い分かちながら
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 千葉 健一

 地域の安全・安心を支えるために多くの人々が活動されています。日々子どもたちの登下校を見守る人、ひたすら歩道の除草に汗を流す人、除雪作業に取り組む人、一人暮らしの高齢者を支え続ける人、町内をパトロールする人、みなさんの奉仕に心から敬意を表します。
 緑が丘地区協は、十五町内会と老人クラブ、民生児童委員、保健推進員、きれいなまち推進員、少年指導員などの組織が結集する素晴らしい組織を作っています。
 松園・緑が丘地域包括支援センター(おとしより相談センター)の資料によれば、緑が丘地域には、28年3月現在で7、384世帯16、276名が居住しており、高齢化率は、27、1%となっています。
 雇用の場が限られていることから若い人々の盛岡離れに拍車がかかり、ユーターンしようにも厳しい現実が待ちうけます。そんなわけで、団塊の世代が70歳を迎える2025年以降は、高齢化率も一段と深刻な状況となることは目に見えています。
 今、各町内には「ふれあいサロン」等のミニ集会が開催され、住民のコミュニテイ活動が広がっていることを大変心強く感じています。この緑が丘地区協内に住む方々がお互いに支え合い、分かち合いながら住みよいまちづくりにつながることを期待したいと思います。当地域は、奥州街道に面した由緒ある地域であります。高松四丁目の三高周辺は、「岩手の教師ここに育つ」の碑に見られるように岩手県師範学校かおり、県内各地から集まった学生のために四寮が設置されておりました。
 緑が丘に至り、旧盛岡ドミニカン修道院の跡地に立つ岩手県指定史跡「上田一里塚」は、江戸時代の情緒を偲ばせてくれます。黒石野を過ぎ、急勾配を登りきると岩脇の富士見台緑地に至ります。旅人は、この絶景の地に立ち、別れを惜しんだことでしょう。何ともゆかしい道中が目に浮かんできます。この地に住むことに感謝しながら私たちも与えられた命を輝かせながら次代に語り継いでいきたいものです。



 一つの町内会自治会ができないことでも、十五町内会自治会が連帯して外部団体へ働きかけることで大きく強い要求もできます。緑が丘地区の十五の町内会自治会が連帯した団体を、「緑が丘地区振興福祉協議会」(地区協)と言います。この「会報あかるい街」は地区協の姿をお知らせする広報で年三回全戸配布です。
(広報部長 佐々木克巳)

平成二十八年度活動の指標

心のかよう 明るく 住みよい 地域づくりをめざして

1 高齢化社会に対応する健康保持・増進と生きがい活動を積極的に推進し、地域福祉の向上を図る。
 1 地域掃祉活動計画に基づき、一人暮らし高齢者や高齢者世帯の見守りを進めるとともに、地区掃祉懇談会での意見交換を進めながら、地域福祉の向上・推進に努める。
 2 地域包括支援センターと連携し、地域ネットワーク会議開催はじめ介護予防事業や認知症対策を中心とした研修会等の推進を図る。
 3 高齢者の参加する行事を通して、地区老協と連携して老人クラブの活性化を目指します。

2 少子高齢化社会など、社会変化に伴う青少年の健全育成を進め、健やかで心のかよう地域づくりに努め、学校・家庭・地域相互の連帯を一層深め、積極的に事業を推進する。
 1 挨拶、声掛け及び諸行事を通にて、青少年との交流を図る。
 2 「いわて教育の日」、「教育振興運動」の推進に積極的に協力する。
 3 町内会、老人クラブ等の協力を得て、登下校の安全見守り活動を継続して行う。

3 ごみ減量・資源再利用に対する住民一人一人の意識を高め、併せて環境問題への取り組みを進める。
 1 きれいなまち推進協議会など関係諸団体と協調して、環境保全及びごみ減量・資源再利用の啓発と実践意欲を喚起する。
 2 ごみ減量・資源再利用懇談会を開催する。

4 地域防災に対する住民意識を高め、安全かつ明るく住みよい地域づくりを目指す。
 1 東日本大震災に対する意識を風化させないよう、震災後五年が経過した被災地への支援活動を引き続き考えて取り組みを進める。
 2 各地の震災や災害を直視し、防災意識を一層高めるとともに避難場所の充実を市当局に働きかける。

5 旧競馬場跡地のさらなる有効活用のため、上田地区と協調して市と懇談会を持ちながら完成を図つていく。
 1 旧競馬場跡地は自由広場ゾーンの多目的芝生広場、東西道路の整備等が進んできているが、残されたミニバスターミナル予定地の保健福祉ゾーンとしての利用についても地区住民の意向に沿った安全・安心な環境となるよう積極的に要望していく。

6 地域の活性化を、緑が丘・黒石野商工業会はじめ多くの団体と協働して積極的に推進していく。
 1 一里塚まっりの実行団体の中心部隊の一つとして、その成功に努力し、地域の活性化を図る。
 2 地域美化活動をはじめ「希望郷いわて国体」の成功に向けイベント等に積極的に協力していく。

7 「緑が丘地区振興福祉協議会」として隔年開催の「まちづくり懇談会」の懇談事項も含め、それぞれの要望事項も検討しあい継続してより住みよい地域にするためさらに一層協力し合って行く。
 1 「まちづくり懇談会」の開催を通して、各町内会・自治会の地域課題解決を図るよう取り組む。
 2 盛岡市地域協働推進指針が策定され、市内数地区で活動を開始しているが、他地区の具体的な取り組みを参考に、引き続き大きな負担のない形で参加できるよう対応をしていく。


平成28年度 緑が丘地区振興福祉協議会機構図


(その他の記事については割愛しました。)
印刷されたものを、OCRで読み込んだ文章です。変換ミスがありましたらお許し下さい。

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