緑が丘地区振興福祉協議会  No.89

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成29年 7月 1日

心のかよう 住み良い街
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 千葉 健一

 緑が丘地区振興福祉協議会って何だろう。良く聞かれます。私たちは、「地区協」と略称で言っていますが、どうも「振興福祉」という活動の意味合いがなかなか理解されにくいようです。
 分かりやすくいえば、組織図をご覧いただければわかりますが、構成団体は、15の町内会組織代表者と民生児童委員、保健推進員、きれいな街推進員、老人クラブ、少年指導員、食生活改善推進員代表などで構成され、これほどきちんと組織化されている地域を私は知りません。そして、「心のかよう明るく住みよい地域づくり」をめざして7つの活動方針をかかげ、一体となった取り組みが進められています。

 地区協が、直面している三つの課題について述べます。
 一つ目は、地域全体の高齢化・空き家率の増加などにどう対応していくかが問われています。中には荒廃して、危険な建物として指摘されている家も存在しています。こうした空家の活用策を地域と行政が協力して効果的な活用策をさぐっていかなければなりません。
 二つ目は、近年相次ぐ防災対策に対する備えと福祉避難所の設置などに鋭意努めていきたいと思います。各地域の公民館には、AEDの設置、自動発電機の整備、常設薬剤や食料などの備蓄について真摯に準備していくことが求められています、また、日常的な防犯対策を総合的に進めていくことも課題です。マスコミに登場するような犯罪は、いつでもどこの地においても起り得る状況です。交番所と連携しながら「自分たちの町は自分たちで守る」気概で地域のパトロール体制強化など一層の強化が望まれます。
 三つ目は、旧競馬場跡地の最後に残された「バスターミナル跡地」の活用策についてです。バスターミナルが不要となってからおよそ二十年間、活用策が検討されてきました。当地が市街化調整区域であり、風致地区であることから自ずと建設上の制約があり、「福祉ゾーン」として活用することが提案され、地域としても協力しながら地域に聞かれた施設づくりが期待されておりました。ところが、最近、市ではこの土地を「売却」することを公言し、公募に縛りをかけようとしています。この地域は、競馬と共に歩んできた市民の汗が染みこんでいます。盛岡市の財産であり、地域の貴重な宝です。地域のために役立てることを考えない跡地利用は考えられません。
 緑が丘地域は、心なごむ私たちの大好きな街です。この地に住む人々が、お互いに支えあいながら、生涯を平和に楽しく過ごしていけるよう手に手をとりあって進んでいきたいものです。更なるご協力をお願いしつつ皆様方のご健勝を祈念申し上げます。



 一つの町内会自治会ができないことでも、十五町内会自治会が連帯して外部団体へ働きかけることで大きく強い要求もできます。緑が丘地区の十五の町内会自治会が連帯した団体を、「緑が丘地区振興福祉協議会」(地区協)と言います。この「会報あかるい街」は地区協の姿をお知らせする広報で年三回全戸配布です。
(広報部長 佐々木克巳)

平成二十九年度活動の指標

心のかよう 明るく 住みよい 地域づくりをめざして

1 高齢化社会に対応するため健康保持・増進と生きがい活動の推進等を地域で連携して進め、福祉の向上を図る。
 1 地域福祉活動計画に基づき、一人暮らし高齢者や高齢者世帯の見守りを進めるとともに、地域包括支援センター、介護支援センターと連携して地域福祉の向上・推進の前進を図る。
 2 地域ケア会議を通して、高齢化の進む地域での介護予防事業や認知症対策を中心とした研修会等の推進を図る。
 3 高齢者の参加する行事を工夫して、地区老協と連携を図りながら老人クラブ活性化を目指します。

2 少子高齢化社会など、社会変化に伴う青少年の健全育成を進め、健やかで心のかよう地域づくりに努め、学校・家庭・地域相互の連帯を一層深め、積極的に事業を推進する。
 1 挨拶、声掛け及び行事を通じて、青少年との交流を図る。
 2 三校連絡会とともに「いわて教育の日」、「教育振興運動」の運動推進に積極的に協力する。
 3 町内会、老人クラブ等の協力を得て、登下校の安全見守り活動を継続して行う。

3 ごみ減量・資源再利用に対する住民一人一人の意識を高め、併せて環境問題への取り組みを進める。
 1 きれいなまち推進協議会など関係諸団体と協調して、環境保全及びごみ減量・資源再利用の啓発と実践意欲を喚起する。また、ごみ減量・資源再利用懇談会を継続して開催し前進を図る。

4 地域防災・防犯に対する住民意識を高め、安全かつ明るく住みよい地域づくりを目指す。
 1 震災後6年が経過した東日本大震災に対する意識を風化させないよう、被災地への支援活動を引き続き考えて取り組みを進める。
 2 各地の震災や災害を直視し、地域の防災・減災意識を高め、町内会毎の避難訓練に生かすと共に緑が丘地区防災会の設立を展望して命を守る避難への相互理解・協力の体制化に努める。
 3 安全安心なまちづくりのため、地域コミュニティを軸に警察、教育機関等との連携強化を図り、地域の防犯力強化に努める。
 4 日常的な子供の見守りを意識し、地域で子供の安全を守る環境を醸成する。

5 旧競馬場跡地のさらなる有効活用のため、上田地区と協調して市と懇談会を持ちながら整備を図つていく。
 1 旧競馬場跡地は自由広場ゾーンの多目的芝生広場、東西道路の整備等が進んできているが、残されたミニバスクーミナル予定地の保健福祉ゾーンとしての利用について地区住民の意向に沿った使いやすく安全・安心な環境となるよう積極的に要望していく。

6 地域の活性化を、緑が丘・黒石野商工業会はじめ多くの団体と協働して積極的に推進していく。
 1 一里塚まつりの実行団体の中心部隊の一つとして、その成功に努力し、地域の活性化を図る。

7 「緑が丘地区振興福祉協議会」として隔年開催の「まちづくり懇談会」の懇談事項も含め、それぞれの要望事項も検討しあい継続してより住みよい地域にするためさらに一層協力し合っていく。
 1 「まちづくり懇談会」を生かして継続的に取り組むと共に、各町内会・自治会、構成団体からの新たな地域課題についても解決が図れるよう取り組む。
 2 盛岡市地域協働推進指針に基づいた具体的な取り組みを、他地区の活動を参考にしながら、大きな負担のない形で取り組みができるよう対応を検討していく。


平成29年度 緑が丘地区振興福祉協議会機構図


(その他の記事については割愛しました。)
印刷されたものを、OCRで読み込んだ文章です。変換ミスがありましたらお許し下さい。

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