校報  高松
校訓『やりぬ<心』   校風『よく学び よく遊ぶ』
盛岡市立高松小学校 2015年度 第 9号 平成 27年09月16日  (抜粋)


天候不順な日が続いています


 猛暑の夏休みが終わったとたん、曇りや雨の天気が約3週間ほど続きました。学校行事やPTA行事がありましたが、ことごとく雨にあたり気持ちまでが晴れないことが多くありました。
 夏休み明けすぐの8月22日に行われた高松地区のドッジボール大会は、朝からの雨で体育館での開催になりました。校庭で行えばどの子ども会も2試合はでき、リーグごとに優勝チームが決定されますが、体育館では運営上1チーム1試合しかできず順位の決定も行いませんでした。大会が近付くにつれチームワークがよくなり、勝利への期待ややる気が高まっていただけに1試合では未消化な気持ちが残ったと思います。それでも各チームとも勝利だけを目指すのではなく、低学年を守り、全員参加のプレーを目指していました。各子ども会の校外生活部員さんを中心とした指導者のみなさんの努力の成果を垣間見ることができました。
 9月に入り、4日に登山遠足がありました。天気は判断の難しいものとなりました。後の行事が立て込んでいるため予備日を設けていないこと、天気は徐々に回復の見込みがあり、決行といたしました。しかし、天候は回復に向かったものの、山道がぬかるみ、転倒による怪我の心配があり、6年生の三ツ石山と4年生の姫神山は途中までで下山とし、比較的ルートの穏やかな3年生の鞍掛山は登頂してきました。3年生担任は様子をこのように語っています。「心に残る忘れられない登山になりました。私にとっても子どもたちにとってもきっとそうなったでしょう。雨がパラパラ降る中、歌を歌ってハイテンションでの登り。そして晴れ間に見えた岩手山。下山道のぬかるみ、1度2度滑って尻もちをつくうちに、どんどん滑ることが楽しくなる子どもたち。私がどんどん無口になっていく中で、子どもたちのパワーを感じ、癒されました。月曜のまた元気な子どもたちが目に浮かび ます。」
 どんな天候でも元気いっぱいの高小っ子です。報告を聞いて嬉しくなりました。

 9月11日は、お隣の緑が丘小学校と市内球技大会に向けて交流試合を計画していました。昼頃にはユニフォームに着替えていましたが、昼休み辺りから雨脚が強くなり、これも延期としました。緑が丘小学校の先生方は午前中から校庭に砂を入れるなど整備をしてくださっていたとのことです。
 不順な天気が続き、気温も下かっています。お子さんの体調管理をお願いします。


お金で困らない ≫ お金に困らない


 9月10日(木)に第2回さくら学級(家庭教育学級)が行われ、岩手県金融広報アドバイザーの戸田節子氏をお招きして、「こづかいで磨こう!子どものマネーセンス」と題して講演会がありました。
 はじめに「これからはお金を扱う能力が必要な時代」とし、経済的に自立した大人になるために、子どものうちからお金や労働についてしっかりと学ぶことの必要性を説明されました。電子マネー、クレジットカードの普及に伴い、昔と違い現金がまったく見えない時代です。また、ゲーム上で課金が生じても実際に現金を払うのではなく、画面での数字のやり取りなので、安易に買ってしまうこともあるとのことでした。
 戸田氏は、小学校や就学前からお小遣い制を始めることで、しっかりとしたマネーセンスを身につけることができるとし、発達段階に応じた具体的な取り組みを紹介してくださいました。お小遣いのルール作りが肝心で、そのポイントとして5つ話されました。
 @お小遣いの額は定額とし期間を決めること。(1週間に○十円 ひと月○百円とか)
 A買うものは話し合ってから決めること。(本当に必要なものか考えさせるために)
 B足りなくなっても補てんしないこと。(補てんは借金と同じ、我慢させること)
 C小遣い帳でふりかえる習慣をつけること。(家計簿へつながる。初めは一緒に)
 D家族全員で見守ること。(祖父母の孫可愛さでのお小遣いが計画をくじく)
 驚いたことに、文房具費や学級費も小遣いに含み自己管理させるようにすることも可能であり、また高学年で銀行口座を作り管理させると、高校では自分のスマートフォン代も自分で支払うことができ、無駄遣いをなくすことができるとのことでした。
 最初と最後におっしゃった「お金困らないようにすることより、お金困らないよう育てる」との言葉の重さを参加したお母さん方と一緒に感じた講演でした。


カルテット・スピリタス公演
 9月11日に岩手県の芸術家派遣事業の計らいでサックス奏者の「カルテット・スピリタス」の演奏会が行われ、4年生を中心にユーモラスで、しかも美しい音色に酔いしれました。演奏はもちろんですが、子どもたちを飽きさせないトークも一流で、あっという問に1時間が過ぎました。桃太郎の電子紙芝居を映像で流し、台詞は一切なく、四重奏だけで進める斬新な試みは、完成度が高いと感心させられました。最後に、「ふるさと」と 「校歌」をピアノ伴奏とサックス演奏を交えて合唱しました。集会室いっぱいに感動的な音楽で満たされました。

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