緑が丘・黒石野商工業会
「創立30周年」を迎えて


緑が丘・黒石野商工業会
会長 松内 昭彦


松内昭彦 緑が丘・黒石野商工業会会長 このたび、緑が丘・黒石野商工業会は創立30周年を迎えることになりました。
 これもひとえに、盛岡市と各関係団体、地域の皆様の今日までの温かいご支援とご協力の賜です。会員一同、深く感謝致しまして、厚く御礼申し上げます。
 さて、当会は30周年を経てまいりましたが、この10年間の会員数は変わりないものの、事業所と商店は20店舗ほど入退会を繰り返して来ました。これは、いかに今日までの経済状況が経営に厳しく、困難だったことかが示されています。現在の会員47事業所、常に50店舗を目標としておりますので、当会の事業活動に掛けられています。
 この間、大型ショッピンングセンターが市内に2店開店し、人々の動向に変化が現れました。ユニクロアネックスカワトク店や生協緑が丘店などが閉店されたことは衝撃的でした。
 しかし、当会は常に前向きに活動し、元会長吉津賢次郎様と前会長川村正広様は会員に向かって叱咤激励し、気負いさせることなく会長として貢献して戴き引き継がれてきました。
 その事業活動の中でも、奥州街道一里塚「一里塚まつり」は、緑が丘振興福祉協議会様方々に多大なるご協力とご参加を戴きました。お互いの持ち味を存分に出し合いながらの一大イベントは、一里塚の文化と歴史、地域と町内会の活性化と親睦、福祉と健全育成を図る目的として、地域になくてはならない「故郷のまつり」として定着したのではないでしょうか。
 その地域連携を繋げて来られ、平成22年度21回目となる「一里塚まつり」を成功裏に導きました。両歴代会長のご活躍とご苦労に、心から御礼を申し上げる次第です。 

 昨今、世界経済、社会は私達の生活にどう及ぼすのでしょうか。IT、eco、地デジ、TPP、外交問題などと、政権交代から新内閣と今日、少子高齢化、福祉医療、そして重大な課題の就職問題と激震の渦が重く振り被って来ています。
 社会を見つめ経済と生活を守って行く為にも、当会は、安全で安心な街つくりを維持し、足元からしっかりとした、会員の健全な事業発展を目指して行きます。
 また、事業活動の「あきんど塾公開講座」は会員の知的向上と地域の皆様との意識の尺度を計れることで、好評を得ています。これからも、会員相互の親睦、地域活性化、元気で明るい事業主を育成し、情報発信HPできる商工業会として邁進します。  一里塚の松の成長と共に、当会もこの地に根を大きく張り巡らせて、活気のある地域を広げて行き、盛岡市の中心の元気な街として周知させて行くことが、宅地造成、旧競馬場緑地、松園地区、玉山区にと発展開発が進められることでしょう。

 結びに、当会は40周年、50周年と次世代へ受け継がれて行きます。今後とも皆様方からのご指導、ご鞭撻をお願い申しあげまして、挨拶にかえさせていただきます。