緑が丘地区振興福祉協議会  No.67

発 行 人  加 藤  惠
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成22年3月1日

緑が丘地域の生々発展を願って
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 加 藤   惠

 早いもので平成二十一年度も1ヵ月を残すのみとなりました。
 年度初めにお報せしましたが、緑が丘二丁目地区に予定の宅地は建設工事が早速始まっており、また、緑が丘三丁目の生協の「セリオホール緑が丘」はすでに開業しております。
 町内会関係では、今年は緑が丘四丁目は七月に創立四十周年、東緑が丘団地町内会は四月で五十周年を迎えることになります。その他の町内会でも順次四十周年等を迎えることになるでしょう。当地区協がますます発展する好機として大いに期待がふくらみます。
 一月十六日には、地区協最後の事業である青少年健全育成講演会が、緑が丘児童老人福祉センターを会場に盛大に行われました。講師は前先人記念館長の盛岡市教育委員吉丸蓉子氏で、演題は「先人の母たち」でした。「われ太平洋の掛け橋とならん」という言葉を残し世界的に活躍した新渡戸稲造、岩手医科大学・岩手女子高校・岩手高等学校等の創設者三田俊次郎、軍服の平和論者と言われ第二次世界大戦を終結に導いた米内光政(当時海軍大将)達の母堂方の養育のエピソードを中心に、見事なすばらしいお話でした。また、雅子妃殿下の曽祖父の山屋他人海軍大将等にも触れられました。盛岡市民にとって忘れてならない方々のお話でした。子育て真っ最中の若いお母さん達の参加が少なかったのは残念でした。
 緑が丘地域の長年の課題である旧競馬場跡地の有効活用について現在の進捗状況をご報告致します。
 福祉ゾーンは既に老人ホームケアカーデン高松公園と、高松地区保健センターが完成し、業務が始まっていることは御案内の通りですが、市民福祉バンクから、「盛岡市の福祉施設を一箇所に集約し、活動の効率化を図りたい」との緊急要望が出され、環境ゾーンの計画見直しが必要となり、只今市議会待ちの段階にあります。市では二十二年度中に目途をつけたいと考えているようです。
 今年八月には資源回収の内容変更が見込まれ、スムーズな実施のために手立てを講じる必要があります。
 更に各町内会の市委嘱の地区担当員、保健推進員、きれいなまち推進員の交替があり、二月二十六日までに報告書を提出しなければなりません。また町内会によっては会長の改選もあるようで、それに伴い地区協役員の変更もあるでしょう。皆様方の特段のご協力をお願いするところです。
事務局より


■ 緑が丘地区振興福祉協議会
(地区協と略称)の活動指針『心のかよう明るく住みよい地域づくりをめざして』
 地区内には盛岡市が設置し盛岡市社会福祉事業団が管理している三つのコミュニティセンターがあります。
 これらのセンター職員が地区協の各専門部の事務局を担当し、活動を陰で支えています。
 緑が丘老人福祉センターが事務局を統括し、併せて四つの組織団体の事務局を担当しています。
 地域と盛岡市行政や福祉関連諸団体との連携が強くなっている昨今、事務局を通して事業・行事等の打診や依頼が多くなり、企画・調整に関係することになります。
 地区協の実施事業については総務の紙面で報告致しますが右記の経緯で関わった行事について述べます。

◆ 旧競馬場跡地『自由広場ゾーン』の活用検討委員会設置
 前号にも掲載しましたが、跡地の四つのゾーンのうち、未だ具体的な計画が提示されず進んでいないのが『自由広場ゾーン』でした。
 この件について六月に市企画調整課より相談があり立ち上げたのが、上田・緑が丘地区住民十二名によるワーキンググループでした。
 数年後の完成を目標に、数回の会議を開き具体的な設計図をつくりましたが『環境ゾーン』との関連などの諸事情により現在は中断しています。

◆ 緑が丘二丁目地区宅地開発事業に伴う住民説明会の開催
 緑が丘二丁目(たばこ産業跡地)に大規模住宅地の開発を計画している数社の企業より、住民への説明会を含めた進め方について相談を受けました。
 盛岡市街地としては最後になると言われる大規模開発ということで地区協会長を中心に対応を検討しました。
 周辺の数地区において説明会を開催したのち地鎮祭を行い、工事も順調に進行し分譲が始まっています。

◆ いわて生協「セリオホール緑が丘」の開業と
   生協緑が丘店閉店に関する説明会の開催

 地域住民の存続請願も届かず、生協緑が丘店が閉店しましたが、この件について、八月四日の町内会長情報交換会で事情説明の機会を設けてほしいとの依頼があり開催しました。
 既に決定済の事でしたが、地域の状況を述べ、善処を強く要望しました。

◆ 容器包装分別に係る地域の協力依頼
 今年八月より実施されるプラスチック製・紙製容器の分別収集についての説明会及び会場・日程調整等について環境部資源循環推進課より依頼がありました。
 役員会で決定し、既に殆どの町内会で説明会が実施されています。なお、分別についての説明用ビデオ、DVDを当センターで貸出ししていますので老人クラブのお茶飲み会など、小規模な集会でも活用できます。

総務部の活動
事務局長 川 尻 秀 雄
■ 緑が丘地区振興福祉協議会とは
  「緑が丘地区協」の略称で呼ばれているこの組織について簡単に紹介をします。(「あかるい街」は会報です)

◆ 組織団体とその範囲
 @〜Fの団体で組織され、それぞれの会から推薦された会長・副会長など約五十名で運営されます。
 @ 地区内十四町内会
高松四、箱清水、緑が丘、緑が丘一、緑が丘一北、緑が丘二、緑が丘四、黒石野平、宇登坂、東緑が丘、黒石野、黒石野パークタウン、上田グリーンハイツ、岩脇
(約六千五百世帯、一万六千人)
 A 老人クラブ協議会(十一クラブ)
 B 健康推進協議会
 C きれいなまち推進員協議会
 D 民生児童委員協議会
 E 少年指導員連絡協議会
 F 三校連絡会

◆ 緑が丘地区協の目的
  組織諸団体及び関係機関と連携・協力し、地区の振興と住民の福祉の向上を図ることを目的とする。

◆ 事業計画を推進する専門部・総務部・青少年部・老人部・福祉部・女性部・広報部

◆ 会の運営に関わる予算について今年度の一般会計は、次の会費・補助金収入で成り立っています。
・各町内会の会費  五十七万円
・盛岡市の関係課  二十三万円
・社会福祉協議会  三十二万円
・町内会連合会     六万円
・繰 越 金 等   十二万円
 合     計  百三十万円
 この予算で、前記の専門部が事業を推進しています。なお、今年度もあと僅かですが事業計画どおりに運営されていることを皆様に報告します。

◆ 地区内における三センターの役割
   「事務局より」欄でも記しましたが各センターが専門部の事務局を分担し、職員が業務を担当しています。
 ・児童老人福祉センター 総務・福祉
 ・高松児童センター 青少年・広報
 ・地区活動センター  女性・老人
  以上、地区協の概要を述べましたが、それぞれの事務局が市各部課や諸団体・関連する諸機関とのパイプ役になっています。皆さまには提言や意見等を積極的にお寄せ頂ければ幸いです。

今年度の事業報告
 既に広報で紹介した事業もありますが、来年度の展望を含め報告します。
■ ごみ減量・資源再利用懇談会
 盛岡市環境部と町内会連合会との共催で六月に活動センターで開催しました。市内三十二地区でのトップ開催、参加者数も最多の百六十名でした。
 黒中生の『みちの時問』で各町内会で学んだ「ごみ処理問題」また、二年前から参加した緑小子供会の「資源回収」に関する発表は、小・中学生と保護者が参加する将来にっながる企画として今年も高い評価を受けました。
 参加した小中の三団体は、九月五日に県民プラザで開催された盛岡市主催の3R推進イベント「地域循環型社会づくり」に選ばれ実践発表しました。
 今年の八月からプラスチック・紙製容器包装の分別収集が始まります。
 住民一人一人が意識を高めなければ成果が上がりません。
 なお、内容についてのビデオ・DVDをセンターに備えておりますのでご利用下さい。

■ 二十回を迎えた一里塚まつり
 アネックスカワトク開業と同時にスタートした『まつり』も二十回という節目の開催でしたが、珍しくも雨にたたられた二日間でした。
 記念のイベントとして、紺屋町から上田一里塚までの「南部一里塚道中」や著名人による「一里塚サミット」などが人気を呼び、小雨にも拘らず多くの観衆が沸き、地域が立ち上げ継続発展してきた「まつり」ということで多くのマスコミも取材に来ました。
 また、九月には市長さんをはじめ、町内会連合会、商店会連合会会長など多数の来賓のご出席のもと、活動センターにおいて記念祝賀会を盛大に開催しました。

 さて、一里塚まつりの企画・運営に携わる「実行委員会」について説明いたします。
 委員会は「緑が丘・黒石野商工業会」と「緑が丘地区振興福祉協議会」で構成し、凡そ二百万円の予算で実施されていますが、その財源は前述の二団体と盛岡市商店会連合会及び町内会会員・協賛協力者の方々の寄付金によってに成り立っています。
 今後は、より一層地域の方々に喜んで参加頂けるようなイベントを企画し緑が丘地区の活性化に繋げる「まつり」にしたいものと願っています。

(その他の記事については割愛しました)



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