緑が丘地区振興福祉協議会  No.73

発 行 人  国 吉 久 俊
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成24年 3月1日

無関心をやめて 近隣の人と顔馴染みに
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 国  吉  久  俊

 緑が丘地区の皆様におかれましては、今年は良い年であることを期待し大きな希望をもってあたらしい年を迎えられたことと思います。
 昨年を振り返りますと大雪に始まり、大地震・大津波と未曾有の大震災にみまわれ、これでもかと更に福島原発事故が追いうちをかけ、汚染拡大の影響や農畜産物の安全性に影響を与えております。最近、又地震が多くなりました。大きいのがこなければよいのですが、まだまだ安心できません。
二十三年度地区協の行事ですが各部で計画した活動は、全て順調に進められてきました。これもひとえに地区の皆様方によるご協力の陽物と感謝申し上げます。
 緑が丘地区振興福祉協議会には緑が丘児童老人福祉センター・高松児童センター・緑が丘地区活動センターと三館の施設があり、皆様のご要望に添うべく「心のかよう、明るく、住みよい地域づくり」をめざして子供達や利用者の皆様に接しており、気持ち良く会場を使えるように努力しております。又、昨年の地震の際、二館に毛布や食糧の備蓄がなされていなかったのですが、今年は、毛布とアルファ米が準備されました。出来ればこれ等を使うことがないようにと願うばかりです。
 大地震のため各地で行事が取りやめになるなか、緑が丘黒石野商工業会と緑が丘地区振興福祉協議会の最大のイベントである一里塚まつりも実行準備委員会で協議し、中止・開催すべし・との意見がでましたが、こういう時こそ内陸から元気を発信したいとの思いで、規模を縮小し例年の九時迄を七時迄とし開催しました。
 復興祈願を掲げて会場に義援金を設置しましたところ、多くの皆様からあたたかい善意を頂戴いたし、全額寄付をさせていただきました。皆様のあたたかいお気持ちに感謝を申し上げます。
 二十四年度地区協の行事ですが、昨年と同じような計画になります。又、一年おきに開催されている、まちづくり懇談会が二十四年度、市長ほか担当幹部を迎えて活動センターで行なわれます。昨年からごみ減量と資源再利用のため紙製容器包装回収ボックスが各町内に設置され、分別回収がなされております。違反ごみが多く見受けられますが、分別が複雑であることも要因ではないかと思われます。
 昨今、無関心や自己中心主義が指摘されておりましたが東日本大震災によって人と人、地域との絆を大切にすることを改めて知った事でした。
 私たちは、この大震災で貴重な体験をしました。今後、これらを生かすために防災訓練を各町内で実施し近隣の方々と顔馴染みになり、手を携えていきたいものです。
 どうぞ二十四年度も、地域皆様のご指導ご協力を宜しくお願いいたします。



事務局より
緑が丘地区振興福祉協議会事務局
     緑が丘児童・老人福祉センター 川 村 博 昭


 平成二十三年度もあとわずかとなりました。思い起こせば一年前の東日本大震災の時は振興福祉協議会役員勢揃いで役員会を開催しておりました。
 突然の揺れに騒然となり一瞬パニックとなりました。廊下に出て外を見ると、電柱は大きく揺れ、車は二〜三メートルほど前後にゆすられておりました。戻ったときに、皆どうなっていたか忘れましたが、家族に連絡やら、揺れの強さに動揺を隠せない様子でした。
 しかし、しばらく余震が続き、会議の続行は困難な状況と判断し会議は中止と致しました。
 又、同時に老人クラブ協議会河北ブロック会議が松園活動センターで開催されており、そちらの方も大変ではなかったかと心配でした。宴会も用意されていたと言うことでしたが余震の中でも一杯頂いたとのお話を聴いて安心しました。
 この二十二年度の最後の事業が二十三年度の準備となったわけですが、幸いこの地区は大した被害もなく、スタートはうまくいったと思っています。
 但し、センターが避難所になっていることを確認しましたが、電気は付かず、水はなく、トイレは使えず、連絡はままならず、おまけにヒーターもない状況で、避難者のいなかったことが幸いだったといえます。今回の経験を生かし、今後はより確実で安心できる避難所として確立していきたいと考えます。

平成二十四年度スタートにあたって

 各町内会におかれましては、新年度の準備にお忙しいことと推察いたします。事務局といたしましても、新しいスタートをよどみなくできるよう心がけて参りますのでご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 来年度は改選期ではありませんので大きな移動はないと思われますが、地域の事情もありますので、変更のメドが立ち次第、総務または事務局へご連絡願います。

盛岡市地域協働推進計画について

 盛岡市は平成十七年三月に策定した盛岡市総合計画の基本構想において八つの柱の一つとして「信頼される質の高い行政」を掲げ、この中で、市民と共に創る行政のため、協働のまちづくりの推進や、質の高いサービスの提供を目指し、市民参画を進めて行くこととしています。
 これに関して取り組みの期間を決め、各地域でどのような取り組みをするか、説明会をいつ開催するか、取り組みの実施はいつか等、市より調査がきています。いずれ取り組まなければならない課題かと考えますが、次年度はまちづくり懇談会もあり、説明会を開催し各町内会の事情、様子等をうかがっていくようにしたいと考えます。
 なにか良いお考えがありましたらお聞かせ下されば幸いです。

総務部の活動
部長 千 葉 健 一

 平成二十三年度は、活動の指標に基づき、こころのかよう明るく住みよい地域づくりを目指し、下記のとおりの事業に取り組みました。

 (1)各専門部の事業計画の調整と事務処理
 (2)市、市町連等関係機関との連携を密にし事業運営を円滑に行使する
 (3)シルバーメイト事業の推進を運営の重点とし、各部年間計画の調整・補助金申請事務・諸会議の計画調整・運営・北部地区振興懇談会への参加・一里塚まつりへの協力等についてを具体的に実践してきました。
 総務単独で開催する事業ばかりではなく、六部門のどこにも該当しない内容や合同で開催する内容も含まれますが、次に主な総務関係事業を月ごとに紹介いたします。

 四月 地区協総会のための準備会議として総務役員会の開催・資料作成等、一里塚まつりの準備会議原案作成を地元商工業会との共催で開催いたしました。
 五月 総会・役員会の準備として役員会を開催し事業報告書、決算報告書作成・二十三年度事業計画・予算書を作成し総会を迎えました。総会ではすべて満場一致を持って承認されました。
 また、シルバーメイト全体会議を開催し、盛岡市地域福祉課・岩手県地域福祉課より講師を迎え講演会を実施しました。
 六月 一里塚まつり実行委員会を立ち上げ、予算・実行計画等を作成しました。
 また、ゴミ減量資源再利用懇談会を開催し、ゴミの分別についての理解を深めました。又、中学生による地域でのゴミ分別回収に係る学習の発表も行われ、関心の高さを示しました。
 七月 第二回一里塚まっり実行委員会を開催するとともに当日にむけての 具体策を練り三十日・三十一日に無事、盛大・成功裡にまっりを終えることが できました。
 八月 第一回町内会長情報交換会を開催しこの会でセンター常設の印刷機 の更新を提案し、九月の役員会で承認を得て十月に購入いたしました。
 新品の印刷機は絶好調で一度もミスせず最後まで印刷することができます。皆さまのご利用をお待ちしております。
 九月 一里塚まつり実施報告会を行い今回のまつりの反省と次年度への要 望を協議しました。
 又、シルバーメイト・町内会長及び老人クラブ会長との懇談会を二回に分けて開催し、藤田コマ子先生に身近にある認知症の問題を取り上げての講演をお聞きしました。
 十月 センターまつりには老人クラブ、各町内会よりご協力をいただき、大いに盛り上げていただきました。
十一月 シルバーメイト研修会 本宮地区児童老人活動センター見学及び「原敬」記念館見学
十二月 クリスマス会・二十日会 西部ハーモニカ同好会の演奏二回。地区協役員会、二十三年の出来事と今後について
二月 第二十七回地域と中学生との対話集会、シルバーメイト全体研修会
 平成二十三年度の反省と二十四年度の計画についての他、一年間の労をねぎらい昼食会及び高橋潤先生の「アコーディオンとともに」と題しての講演会を行いました。
三月 第三回役員会専門部会
 なお、高齢者サロンお茶飲み会である「二十日会」は毎月二十日「たっしゃ 会」は毎月第四金曜日に緑が丘児童老人福祉センターで開催いたしました。二十四年度も開催いたします。だれでも参加できる茶話会ですので、お誘い合わせの上お出でかけ下さい。

(その他の記事については割愛しました)
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