緑が丘地区振興福祉協議会  No.78

発 行 人  国 吉 久 俊
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成25年11月 1日

『一里塚まつりで    安心、安全な街を』
実行委員長 松 内 昭 彦

 こんにちは、『平成二十五年第二十四回奥州街道緑が丘一里塚まつり』を去る七月二十日(土)二十一日(日)に開催致しました。開催二日間とも好天に恵まれ、大盛況で無事に終了致しました。お祭りには多方面からの、ご協賛、ご協力、ご参加と誠にありがとうございました。衷心より御礼申し上げます。
 奥州街道上田一里塚は、平成十六年に台風で一里塚のアカマツが倒伏し、平成十七年に若木五本のアカマツが植樹されました。その五本から今後の一里塚の耐久性とアカマツの成長を願い、今年の一里塚まつり開催前に二本を伐採致しました。道路側の二本でしたが、気が付いた方おりますか?一里塚のアカマツが三本となり、とてもスッキリして、活き活きと幹を伸ばし成長しながら、私達を見守っております。又、お祭りののぼり旗を百本購入。街道を華やかに、鮮やかに靡くのぼり旗がお祭りへと導きました。
 さて、このお祭りは、緑が丘地区振興福祉協議会と緑が丘黒石野商工業会が共催し、実行委員会として地域の歴史と環境保全、地域住民と商工業会の親睦交流の輪を広げております。青少年の健全育成、社会福祉対策、東日本大震災の復興と風化をさせない、一層さかんな取り組みを図っております。
 昨今、様々な事件、事故が後を絶ちません。社会生活の正常化として、地域の小さな祭りから始めましょう。ふれあいのある、安心安全な街を維持していくこと、私達の一里塚まつりをご理解し、ふるさとの祭りとして意識して頂きたいです。
 来年は、第二十五回と節目となります。実行委員会は皆様の喜びのひとつの行事として開催致します。お体に気を付けて、一里塚まつりで又、お会いしましょう。宜しくお願い致します。


毎回来場し、オープニングの挨拶する盛岡市長
高松小児童ブラスバンド部、黒石野中吹奏楽部の
ブラスバンド演奏をカメラに。

父兄のみなさん
終日にぎわった、縁日出店コーナー
第14回日本民謡大賞日本一受賞の
漆原栄美子 民謡ショーを楽しむ観客
のびっこ療育センターの
のびっこ太鼓と 飛び入り参加の松内実行委員長





いわゆる「空き家」問題について


緑が丘地区振興福祉協議会事務局長
緑が丘児童・老人福祉センター
増 田 文 男
昨年のまちづくり懇談会で話題に
 住民の核家族化、高齢化に伴って、緑が丘地区には住民のいない空き家が多くなってきており、樹木が繁茂し、路上まで枝を伸ばして視界を悪くしたり、さらにブロック塀の倒壊の恐れ、また雑草が伸び放題で美観を損なうばかりでなく非衛生的な問題が生じており、昨年開催のまちづくり懇談会で話題に取り上げられました。
 特にも持ち主が不明のため連絡も取れず放置されたままになっている状況があることから、市ではどのような対策を取っていくのかお聞きしました。市としては、広聴広報課を窓口に空き地、空き家の雑草・樹木の管理等の相談を受け付け、所有者へ地域の要望を伝え対応をお願いする。また、松園ニュータウンで空き家活用のため『盛岡市空き家等バンク制度』の社会実験を行い、その成果を他地域でも広げていきたいと説明を受けました。

地区内の「空き家」実態を調査
 今年八月に行なった町内会長による情報交換会では、隔年開催の「まちづくり懇談会」が今年度はないので、地区内の 「空き家」実態はどうなっているのかを調査し、その実態に基づいて市への要望活動等対策を進めていけるようにしていくことを確認しました。

「空き家」問題をめぐる国・市の動き
 今年に入って、マスコミ報道で、松園ニュータウンをモデル地区に空き家や空き地情報を市のホームページに紹介する空き家等バンク制度を始めたが、制度開始から1ヵ月半が経過しても登録物件がゼロと反応が鈍く、ほとんど進んでいない状況(岩手日報1/20)であり、物件確保を急いでいると報じていました。
 また実態調査を進めている最中に、管理不十分な空き家の増加を受け、防災や治安確保の徹底を図る対策法案が秋の臨時国会に提出される見通しで、その内容には、市町村に立ち入り調査権を与え、所有者への改善命令を可能とするのが柱で、「空き家」への不法投棄などで問題化する「ごみ屋敷」への改善命令も視野に入れているというもの(岩手日報8/17)。
 さらに、盛岡市では「市空き家等の適正管理に関する条例案」の概要を明らかにし、所有者への命令、立ち入り調査、行政代執行など市が改善のため強制力をもって対処できるようとする。市議会十二月定例会に提案し、可決されれば来年四月に施行の見通し(岩手日報8/30)と報じられました。

「空き家」数は240戸弱
その三分の一が管理不全状態

 さて、調査の結果では、緑が丘地区にはいわゆる「空き家」の数が240戸近くあることやその三分の一をめぐって地域でさまざまな課題を抱えていることが明らかになりました。
 塀が傾いた状態や、軒天等の建築材料が脱落、飛散によって、危険を感じさせ近隣や通行する人に被害が生じる恐れがあること、敷地内の樹木や雑草の繁茂により、ヤブ蚊や大きなネズミやヘビ、スズメバチの巣など周辺の生活環境が悪化していること、さらに不特定の者の侵入が容易な状況など防犯上の課題も生じている等が指摘されました。
 いずれも持ち主が訪れることがなく放置されたままで管理不全状態になっている状況です。
 これから冬を迎えると降雪後の雪かきも空き家のところはそのままとなり除雪車がこないと周辺の方々のお世話にならなければならないことになります。

進む高齢化の波で「空き家」は増加先を見通した事前の対策をとる必要
 当地区でも住民の高齢化が進んでおり、そのことによって「空き家」軒数が増加し、ますます問題化してくることが予想されます。
 先を見通して「空き家」「空き地」としない有効活用の方策をそれぞれの家庭で考えていく必要が求められています。
 また、万が一 「空き家」とせざるを得ない場合でも、法律によって強制的に改善するのではなく、それぞれ持ち主が管理を委託するなりして、適切な管理をしっかりするモラルづくりも大切です。
 来年度のまちづくり懇談会では、一歩前進した話し合いができるよう期待したいものです。


(その他の記事については割愛しました。画像は誌面とは別なものです)
印刷されたものを、OCRで読み込んだ文章です。変換ミスがありましたらお許し下さい。

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