緑が丘地区振興福祉協議会  No.83

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成27年 7月 1日

心の通う明るい街
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 千葉 健一

 若葉が目に沁みる候、皆様には、お健やかにお過ごしのことと存じます。日頃、当協議会に対しまして特段のご協力を賜っておりますことに心から感謝申し上げます。
 さて、平成二十七年度の地区協総会は、去る五月二十二日に開催され活動の指標である「心の通う明るい街」等四議案が満場一致で可決されました。
 その中で、大震災四年を経過し、次第に人々の関心も希薄になり、ボランティアも年々減少していると伝えられています。復興の遅れにより、現在も仮設住宅暮らしの方が三県で八万人を超えています。被災者の皆さんが一日も早く安定した生活を取り戻すために大震災を風化させてはなりません。地区協では、街並みが一瞬にして喪失してしまった陸前高田市を訪問し支援の有り方や防災意識を学んでいきたいと思います。
 緑が丘地域は、今、少子高齢化が一段と進行し、空き家も増える一方です。それにつれて、地域の連帯感も損なわれ、住環境も不安が募ります。盛岡市の抜本的な対策に期 待したいと思いますが、既にいくつかの町内会では、パトロール隊を編成しての巡視活動、寄り合いサロン開催等多・様な取り組みが進められています。
 緑が丘地区協は、十五町内会と民生児童委員等各種団体一によって構成される素晴らしい組織を持っています。役員一同協力して地域課題解決に努めていきたいと思います。
 また、住民相互の交流を広げていくために各種行事を企画しています。どうか、地域振興に向けて積極的な参加をお待ちしています。
 日本は、七十年間、平和な中で人権が尊重され、平穏な生活を享受してきました。しかし、今、安全安心の国「日本」が揺らいできています。紙上で見るように連日続く殺人事件の勃発、高齢者を標的にした詐欺事件等が横行しています。
七十年間維持されてきた平和を次代に引き継いでいくために、地域の果たす役割は甚大です。共に手を取り合いながら心の通う明るい住みよい街を作って行きましょう。



 一つの町内会自治会ができないことでも、十五町内会自治会が連帯して外部団体へ働きかけることで大きく強い要求もできます。緑が丘地区の十五の町内会自治会が連帯した団体を、「緑が丘地区振興福祉協議会」(地区協)と言います。この「会報あかるい街」は地区協の姿をお知らせする広報で年三回全戸配布です。

平成二十七年度活動の指標

心のかよう 明るく 住みよい 地域づくりをめざして
緑が丘地区振興福祉協議会

1 高齢化社会に対応する健康保持・ 増進と生きがい活動を積極的に推進し、地域福祉の向上を図る。
 1 一人暮らしの高齢者の見守り・支援活動を目的としたシルバーメイト事業の拡充を図るとともに、地区福祉懇談会を開催し、地域福祉の向上・推進に努める。
 2 介護保険制度の趣旨を踏まえ、「介護予防」を柱とした事業の推進を図る。
 3 高齢者の参加する行事を通して、老協と連携して老人クラブヘの加入促進を進める。

2 少子高齢化社会など、社会変化に伴う青少年の健全育成を進め、健心かで心のかよう地域づくりに努め、学校・家庭・地域相互の連帯を一層深め、積極的に事業を推進する。
 1 挨拶、声掛け及び諸行事を通にて、青少年との交流を図る。
 2 「いわて教育の日」、「教育振興運動」の推進に積極的に協力する。
 3 町内会、老人クラブ等の協力を得て、登下校の安全見守り活動を継続して行う。

3 ごみ減量・資源再利用に対する住民一人一人の意識を高め、併せて環境問題への取り組みを進める。
 1 きれいなまち推進協議会など関係諸団体と協調して、環境保全及びごみ減量・資源再利用の啓発と実践意欲を喚起する。
 2 ごみ減量・資源再利用懇談会を開催する。

4 地域防災に対する住民意識を高め、安全かつ明るく住みよい地域づくりを目指す。
 1 東日本大震災に対する意識を風化させないよう、震災後四年が経過した被災地への支援活動を考えていく取り組みを進める。
 2 東日本大震災の経験を踏まえ、防災意識を高めるとともに避難場所の充実を市当局に働きかける。

5 旧競馬場跡地の有効活用を図るため、上田地区・緑が丘地区とが協調し、市と懇談を持ちながら進めていく。
 1 旧競馬場跡地は自由広場ゾーンの多目的芝生広場、ミニバスターミナルソーンの保健禅祉ゾーンとしての利用、東西道路等の整備計画が示されてきているが、地区住民がこころとからだを癒せるとともに安全・安心な環境となるよう引き続き要望していく。

6 地域の活性化を、緑が丘・黒石野商工業会はじめ多くの団体と協働して積極的に推進していく。
 1 一里塚まつりの実行団体の一員として、その成功に努力し、地域の活性化を図る。

7 「緑が丘地区振興福祉協議会」として隔年開催の「まちづくり懇談会」の懇談事項も含め、それぞれの要望事項も検討しあい継続してより住みよい地域にするためさらに一層協力し合って行く。
 1 昨年開催の「まちづくり懇談会」で取り上げた地域課題の解決が図れるよう引き続き取り組む。
 2 盛岡市地域協働推進指針が策定され、市内数地区で活動を開始しているが、他地区の具体的な取り組みを参考に、引き続き大きな負担のない形で参加できるよう対応をしていきたい。


(その他の記事については割愛しました。)
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