緑が丘地区振興福祉協議会  No.91

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              平成30年 3月 1日

「コヘレトの言葉」から
緑が丘地区振興福祉協議会
会長  千葉 健一
新春
 おめでとうございます。

 紀元前200年ころ、旧約聖書のコヘレトの言葉の中に「ひとりより二人が良い、共に労苦すれば報いは良い」「倒れればひとりがその友を助け起こす」と書かれています。良く結婚式などで夫婦愛の象徴として引き合いに出される言葉ですが、コヘレトが最も強調したいのは、「多くの人が協力し合うこと」「倒れても起こしてくれる友」がいることが人間生活の基本であると諭しているのです。今日の地域社会に求められているのは、このコヘレトの精神であり、2,200年の時を越えて現代に生きる私たちを導いてくれているような気がします。
 長年慣れ親しんできた「ふるさとで暮らしたい」と誰しもが願っているはずですが、現実は、厳しいものがあります。緑が丘地区は、高齢化率がすでに30%を越える町内会もあり、少子化も加速しています。従って、高齢世帯や一人暮らし世帯が大幅に増加し、空き家も多くなり、さまざまなトラブルも惹起しています。
 緑が丘地区協では、このような地域的な課題を抱えながらも、先ず人々が集まり「顔の見える地域づくり」をめざして各種行事に取り組んできました。今年度も講演会、ケア会議、バレーボールやソフトボール大会、シルバーメイト研修会、料理教室、親和会、二十日会、餅つき大会などの多種多様な行事が持たれています。参加される皆さんと出会うと生き生きと躍動されておられる姿に感動を覚えます。
 また、地域町内会には、個性的ないろいろな人々が住んでいます。高齢者、障がい者、病にある人もみんな仲間たち、共に生きる人々です。
 コヘレトは言います。「人間にとってもっとも幸福なのは、喜び楽しんで一生を送ることだ。」
 私たちは住み慣れた地域で親しんできた人たちと声を掛け合い、支えあっていければ最高の幸せというものでしょう。
 この一年、いろいろご協力いただきありがとうございます。皆様方が健康に留意され、元気に活躍されますよう祈念申し上げます。


二十九年度を振り返って
緑が丘地区振興福祉協議会
事務局長 千葉 和寿

 「心のかよう明るく住みよい地域づくりをめざして」地区協の活動が行われています。今年度は、「安全安心なまちづくりのため地域の防犯力強化に努める」「日常的な子供の見守りを意識し子供の安全を守る」を活動方針に付け加えました。干葉会長のもと役員・専門部の協力により諸事業を滞りなく実施することができました。
 八月には、臨時町内会・自治会長会を開催し、旧盛岡競馬場跡地自由広場ゾーンの多目的広場整備について市の担当課から説明を受けました。完成後は地元の施設として地域住民の皆さんで有効活用を図っていきたいものです。
 一里塚まつりは、第二十八回を迎え一日目は雨天の中開催しましたが、二日目は、避難情報が出されたため出演者や参加者の安全を考慮し中止としました。これまで雨天中止としたことはありませんでした。来年は、今年の分まで大いに盛り上げようという意気込みに繋がったように感じます
 事務局として至らぬ点が多々ありましたが、皆様の配慮のもとで業務を進めさせていただきましたことに感謝申し上げます。

(その他の記事については割愛しました。)
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