緑が丘地区振興福祉協議会  No.95
令和元年度 緑が丘地区振興福祉協議会役員

発 行 人  千 葉 健 一
事 務 局  緑が丘児童・老人福祉センター
      盛岡市緑が丘 3-19-18 TEL 661-8236
編集事務局 高松児童センター   TEL 662-0712
印 刷 所  岩手ワークショップ
                              令和元年 7月 1日

令和 平和の時代に
緑が丘地区振興福祉協議会
会長 千葉 健一

 5月1日より年号が「令和」に変わり、新たな出発点に位置しています。私のように昭和から平成になじんできたものには新元号に慣れるまで暫く時間がかかりそうです。
 子ども時代に戦争で極度の食糧難を生きてきた私たちは、昭和20年以後から今日までの「70年間」は、平和で幸せを享受できる時代でありました。これから始まる令和の時代も地球上に住むすべての人々が平和の旗を高く掲げて対話と信頼の途を進んで欲しいものです。
 高松の交差点で子どもたちの登校指導を始めて間もなく20年になろうとしています。登校指導といえば聞こえはいいのですが、子どもたちの見守り隊的存在で自らを鍛えるために課したノルマでもあります。これまで、事故もなく多くの子どもたちと出会えた喜びは何物にも代え難い私の宝物であります。
 子どもたちと接してきてこの20年間は、価値観の多様性が進み情報社会の急激な発展は目をみはるものがあります。中でもスマホが一般化し、一部には、機器に翻弄される風潮が指摘されています。
 そのせいか、登校時にいかにも眠そうで子どもらしいはずんだ声や元気な挨拶が影を潜めてきているのではないでしょうか。
 5月に上京した折、山手線の私の向かいの座席に座る全員がスマホに熱中しているではありませんか。周辺の立っている人たちも食い入るようにスマホと向き合っていました。そのとき考え込んでしまいました。日本は今、「スマホに取りこまれているのではないか」と。人間よりもスマホに関心が移り、いつしか人間疎外の社会が生まれつつあるのではと大変気になりました。
 的確で迅速な情報は、必要ですが、情報の氾濫は、社会を破壊しかねない状況も招きます。子どもたちを垂れ流しのスマホ公害から守る方途を真剣に考えていかなければなりません。
 さて、緑が丘地区内の最大の関心事は、高齢化社会に伴う住環境の整備に尽きるかと思います。寿命がどんどん伸びて、人生を享受できることは素晴らしいことです。だが、現実的に加齢するたびにこれまでできていたことが一つずつできなくなります。地域には、頼りにできる若者も少なく老々の身をさらしながら生きて行かなければなりません。老いても地域で暮らしていけるようなインフラ整備が必要です。国も地方自治体もこれまでの施策に加え、道路網の整備や商店会・小売店の整備、医療環境の再構築など住環境整備に大胆な投資が必要であります。
 地区協総会も無事終了しました。これから1年、15町内会のみんながスクラムを組みながら支え合い、助け合い、分かち合いながら明るいまちづくりを進めていきましょう。
 役職員一同も全力を尽くしてがんばります。皆様、ご健康に留意され生き生きとお過ごしくださいますよう。



令和元年度 活動方針

心のかよう 明るく 住みよい 地域づくりをめざして

1 高齢化社会に対応するため健康保持・増進と生きがい活動の推進等を地域で連携して進め、福祉の向上を図る。
 1 地域福祉活動計画に基づき、一人暮らし高齢者や高齢者世帯の見守りを進めるとともに、地域包括支援センター、介護支援センターと連携して地域福祉の向上・推進の前進を図る。
 2 地域ケア会議を通して、高齢化の進む地域での介護予防事業や認知症対策を中心とした研修会等の推進を図る。
 3 高齢者の参加する行事を工夫して、地区老協と連携を図りながら老人クラブ活性化を図る。

2 少子高齢化社会など、社会変化に伴う青少年の健全育成を進め、健やかで心のかよう地域づくりに努め、学校・家庭・地域相互の連帯を一層深め、積極的に事業を推進する。
 1 挨拶、声掛け及び行事を通じて、青少年との交流を図る。
 2 三校連絡会とともに「いわて教育の日」、「教育振興運動」の運動推進に積極的に協力する。
 3 町内会、老人クラブ等の協力を得て、登下校の安全見守り活動を継続して行う。

3 ごみ減量・資源再利用に対する住民一人一人の意識を高め、併せて環境問題への取り組みを進める。
 1 きれいなまち推進協議会など関係諸団体と協調して、環境保全及びごみ減量・資源再利用の啓発と実践意欲を喚起する。
 2 ごみ減量・資源再利用懇談会を開催し現状把握と改善方策の検討を進める。

4 地域防災・防犯に対する住民意識を高め、安全かつ明るく住みよい地域づくりを目指す。
 1 震災後8年が経過した東日本大震災に対する意識を風化させないよう、被災地への支援活動を引き続き考え、取り組みを進める。
 2 各地の震災や災害を直視し、地域の防災・減災意識を高め、町内会毎の避難訓練に生かすと共に緑が丘地区防災会の設立を展望して命を守る避難への相互理解・協力の体制化に努める。
 3 安全安心なまちづくりのため、地域コミュニティを軸に警察、教育機関等との連携強化を図り、地域の防犯力強化に努める。
 4 日常的な子供の見守りを意識し、地域で子供の安全を守る環境を醸成する。

5 「こがねパーク高松」のさらなる有効活用のため、上田地区と協調して市と懇談会を持ちながら整備を図っていく。
 1 「こがねパーク高松」の高松多目的広場等の有効活用を積極的に行う。また、未整備地については、玄関口にふさわしい空間と機能を備えた整備が行われるよう積極的に要望していく。
 2 地域住民にとって盛岡市高松保健センターが有効に活用できるよう利用促進を図る。

6 緑が丘・黒石野商工業会はじめ多くの団体と協働し、地域の活性化を図る一里塚まつり等を積極的に推進し地域の活性化を図る。

7 「緑が丘地区振興福祉協議会」として隔年開催の「まちづくり懇談会」の懇談事項、要望事項を検討し継続してより住みよい地域にするためさらに一層協力し合っていく。
 1 「まちづくり懇談会」 「地区福祉懇談会」の懇談事項を踏まえ、各町内会・自治会、構成団体からの新たな地域課題についても解決が図れるよう取り組む。
 2 盛岡市地域協働推進指針に基づいた具体的な取り組みを、他地区の活動を参考にしながら、大きな負担のない形で取り組みができるよう対応を検討していく。


令和元年度 緑が丘地区振興福祉協議会役員

編集後記
▼人間は超「一流」を目の当たりにすると無条件で至福感が高揚してきます。6月2日、わたしは超「一流」の落語家に出会いました。ふるえが来るほどの興奮を体験しました。あたかも劇場で演劇が目の前で展開しているかのような見事な話芸に酔いしれました。
▼地元の商工業会主催による一里塚寄席で出会ったのが三遊亭竜楽師匠。師匠は7か国語で落語を語ることでも知られています。
▼さて,この「あかるい街」は6,810部の発行で全戸配付しています。「緑が丘地区振興福祉協議会」(通称「地区協」)は緑が丘地区の15の町内会が協力し合って地域に貢献する連合体です。世帯数はおよそ6,500あります。全町内会が1世帯当たり80円を会費として負担しています。その他に盛岡市・市社会福祉協議会・市町連合会補助金から補助金の収入で各種事業を展開しています。
▼広報「あかるい街」には210,000円を予算計上し年3回発行しています。
(広報部長 佐々木克己)

(その他の記事については割愛しました。)
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