一里塚 |
(288号) 発行日 平成21年 3月 1日 発 行 緑が丘児童・老人センター 020-0117 緑が丘三丁目19−18 TEL・FAX 019−661−8236 |
講師:堀澤光儀 氏 (「野の花 深澤紅子の生涯」の作者) ● 日時 平成21年3月24日(火) 午後1時30分〜3時30分 ● 会場 緑が丘老人福祉センター ● 申込み 3月23日までにセンターヘ 電話または事務室へ 【深澤紅子さんと堀澤光儀氏について】 中津川沿いに建つ「深澤紅子 野の花美術館」には、ひっそりと咲く野の花や 優しい人物画が飾られています。 紅子さんは、南部藩旧藩士であった四戸家のひとり娘として明治36年盛岡に 生まれました。 盛岡高等女学校卒業後、大正8年に女子美術学校に入学し西洋画を学びます。 大正11年に深澤省三(東京美術学校)と結婚、翌年それぞれ卒業し制作活動に 入りますが、それは省三23才、紅子19才の時でした。 女性の自立は難しい時代、病弱の身(喘息)で苦難を伴いましたが、「強いものより 弱いもの、華やかなものよりひっそりとしたものが好き」と描き続けました。 戦争による実家への疎開、開拓生活、また晩年には類焼で作品のほとんどを失い ました。それを乗り越えながらの絵筆一本、ひとすじの道を貫きましたが、平成5年、 前年に逝去した省三氏の後を追い、心筋梗塞のため山中湖畔の別荘で亡くなり ました。93才と90才の生涯でした。 講師の堀澤氏は久慈市出身の作家で、これまで『にがい米』で日本農民文学賞 受賞のほか、県教育表彰など数々の実績をあげておられます。 生前の紅子さんと交流があり、著書『金田一京助物語』の装画を紅子さんが担当 されています。講演ではどんな“秘話”が聴けるか楽しみです。 春の午後のひととき、ぜひご来場下さいますようご案内申し上げます。 昭和59年、山中湖三国峠にて(深澤省三・紅子画集より) |
緑が丘児童・老人センターのトップに戻る |