「災害対策」について
〈趣旨説明〉
私たちの記憶に新しい二週間前の台風10号による岩泉町はじめ沿岸地区の豪雨災害、まだ沈静化されていない熊本地震被害など、ここ近年予測不能な災害が各地で起きており。いつどんな「災害」が起こるか不安が高まっているが、盛岡市の防災対策はどうなっているのか。また、東日本大震災以降、盛岡市の「防災マップ」更新の予定でしたが、それが未だに遅れている理由について説明を。「災害」に対する住民の不安を解消し、いざと云う時に役立つ各町内会単位での防災訓練の他、緑が丘地域として取り組むべき必要な防災対策の課題は。
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〈回答〉
市の防災対策は「地域防災計画」で市民の生命、身体及び財産を災害から保護し、被害を最小限に軽減するため取組みを定めている。危険個所の改修、災害種別ごとの避難場所、災害情報伝達体制強化と地域協働による防災・減災対策を進めている。市内全町内会長に防災ラジオを配布など。防災マップ更新については、国の水防法改正に伴う浸水想定区域が見直され今年六月公表となったのを受け、その分析と避難場所の見直し検討を進めており、29年度新たな防災マップ作製・配布。地域として取り組むべきことは、町内会毎の「自主防災隊」からさらに進め、地域単位「自主防災会」として活動することが効果的でより望ましい防災体制である。
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「高齢化の進行に伴う諸施策」について
〈趣旨説明〉
緑が丘地域は人口1万6千人に対し65歳以上が4300人で高齢化率は26、7%(市内平均は24、9%)で今後益々高齢化が進むと考えられます。高齢化に対応する、健康保持・増進と生きがい活動を積極的に推進し、地域福祉の向上の観点から、憩えるサロンの場の確保・提供について、地域の児童公園に東屋を建設したり、地域の空き家を活用する考えは。また、「空き家」対策の法律が整備されましたが、独居高齢者
の増加で、空き家を生む予備軍が多く存在します。「空き家」が生まれない事前の相談窓口を設置する等の事業を進めることへのお考えは。最後に、高齢等でゴミを出せない世帯への支援を進めているが、冬期の歩道の除雪も含め道路環境整備についてどのように取り組むのか。
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〈回答〉
市内で高齢者のサロン開催状況は187箇所(緑が丘は14箇所)、空き家を活用した事例二箇所、児童公園に東屋建設については優先順位毎に整備を計画。「空き家」調査で地区では279軒中、問題のある空き家は58軒とワースト三。空き家の発生を予防する対策は必要なことで、関係機関と連携し、空き家に関する相談窓口の設置を検討する。道路関係の冬季の環境整備については、小型除雪機貸出制度や市民協働の除排雪環境づくりを推進。除雪後の融雪剤散布も進め凍りつくのを防ぐ。
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「緑が丘地区の交通事情の改善」について
〈趣旨説明〉
地区の基幹道路は市道上田深沢線ですが、松園地区からの朝の通勤・通学時の通行量は国道455号の北山トンネルができ大きな渋滞もなくなりましたが、約250世帯ある緑が丘ヒルズができて別の課題も生まれています。北山トンネルの完成、更には新興住宅地の開発等で通勤・通学時間帯の道路状況をどのように把握しているか。また、市道上田・深沢線(本町二丁目・小鳥沢二号線)のバス優先レーンを解消して必要個所に右折車線の設置など交通の混雑状況に応じた改善策について。 次に、市道上田深沢線に進入する際の街路樹で見通しが悪い箇所や数多く存在する信号機の無い危険交差点の現状とその改善策は。最後に、児童・生徒、高齢者の安全を図る歩道や横断歩道の整備をどのように進めていくか。
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〈回答〉
通勤通学時間帯の交通量は多少減ったものの大幅に減少は見られず、バス優先レーンについては交通量の変化に注視しながら引き続き検討。見通しの悪い街路樹ついては地元と相談しながら計画的に伐採する。危険と思われる交差点が複数存在しており、一時停止規制や停止ドットラインの設置など安全対策について道路管理者や警察などの関係機関と協議。通学路の整備については計画的に合同で点検し市内全体の優先順位を勘案して整備。 |